こんにちは♪しゅはりんです。
「内向型」という考え方を知らなかった時に、自分自身や人間関係、生き方のことなど、さまざま悩んできました。
そんな時、本を読むことで気持ちがほっとしたり、新たな視点に気付くことができたり、違う方法や考え方で試してみようという気持ちになりました。
「内向型」の自分が、特に参考になったと感じる本を10冊紹介します。
もしかしたら「内向型」の自分が参考になった本は、同じく「内向型」の人にとって役に立つ可能性が高いのではないかと感じます。
人との出会いもそうですが、本との出会いもまた素敵なことだと考えています。
そんな出会いの橋渡しになれれば幸いです。
①:始めるのに遅すぎることなんかない!
この本は心がほっとするメッセージ、視点を前向きにしてくれるメッセージ、思い込みから解放してくれるメッセージなど、様々なメッセージに出会える1冊です。
・目の前のスープがおいしいかどうか知るには、とりあえず飲んでみることである
・「ショックを与えるもの」は実は存在しない。「ショックを受ける人」がいるだけである
・学ぼうとする姿勢が人を大きくさせる
過去にとらわれたり、未来を心配したり、人の目を気にしたり。
そんな自分を前向きな気持ちにしてくれたり、行動したい気持ちに自然と導いてくれるメッセージが101個紹介されています。
ちょっと気分が落ち込んでいる時はもちろん、日常の何気ない一瞬に少し手に取って読んでみると心が軽くなると思います。
また、続編も出ています。
1と同じように、101個のメッセージが紹介されています。
今日はあなたのこれからの人生の最初の日である
1を読んでみてもし参考になったと感じたら、ぜひ2も併せて読んでみることをお勧めします。
②:大人のための言い換え力
文章を書くという行為は、言葉を生みだす行為ですが、無から有を生みだす行為ではあり ません。頭のなかにある見えない言葉を、文字という見える言葉に言い換える行為です。 私たちの言語活動は本質的に言い換えです。
この本は、どのように表現すれば相手に伝わりやすいかを学ぶことのできる1冊です。
下記のように、「言葉の難しさ」、「言葉の厳密さ」、「言葉の含み」、「言葉の丁寧さ」、「文章の長さ」というテーマで、それぞれ「ぴったり系」と「ゆったり系」に分けて説明する構成となっています。
この本が内向型にとって効果的と考える理由は、「言い換え」の意識や姿勢が以下につながりやすいと感じるためです。
・あるモノや考え方について、複数の異なる視点から表現する
・相手にとって理解しやすい表現に言い換えて伝えるように努める
・相手がわかりやすいように、比喩や例えを積極的に活用する
・より相手に伝わりやすい他の表現や伝え方はないかと考える
内向型が自分の考えを整理する際や、人に表現する時などにおいて、「言い換え」という選択肢は大きな効果を果たしてくれると考えています。
③:運命転換思考 一生かかっても身につけたい5つの「働き方」改革
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
この本は、マザーテレサがつくったとされる言葉の紹介から始まります。
「運命を転換する」と聞くと途方もないことのようですが、結局は「思考」からつながっているため、効果的な「思考」を持つことの重要性が説明されています。
どのような「思考」を持つかは特に「内向型」にとって重要と考えています。
「内向型」についてネガティブな考えや認識を持っていたら、せっかく内向型の特性をいかせるチャンスがあっても、結局「ネガティブな内向型」の運命になってしまうでしょう。
適切な「思考」を持つためにも、適切な「情報」に触れることも重要だと考えています。
そのような「情報」を当ブログでも発信していけたらと考えています。
この本は、「運命」は自分で変えることができると心から実感することにつながる1冊です。
④:内向型を強みにする
この本は「内向型」の人が読んだ際に、「求めていた1つの答え」に出会えたと感じるのではないでしょうか。
自分自身、外向型の人のようにふるまえるように、コミュニケーションスキルの本を数多く読んだり、自己啓発の本も少なからず読んできましたが、どこか違和感を感じていました。
この本を読んで、自分がなぜそう考え、行動する傾向があるのかを心から理解することができました。
これまでネガティブにとらえていた「内向型」という自分の気質を、尊いものと感じることができるようになりました。
そして、「内向型」の特質をどのように活用していこうかという視点を持てるようになりました。
「内向型」の人は、この本を読んだ後では、自分自身に対する感じ方や周りの世界の見え方に大きな変化があると思います。
「内向型」の自分を心から受け入れることができ、また、これまでよくわからない中、頑張ってきた自分に感謝の気持ちを持つことができる1冊です。
⑤:内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
こちらの本も、『内国型を強みにする』と同様、内向型について理解するのに効果的な1冊です。
この本は、研究成果をあげることよりも、自分自身について知ることをテーマとしている。
この言葉通り、内向型の人が内向型について理解を深めるための知識や情報が盛り込まれています。
外向型の割合が多いこと、内向型はあくまで「気質」であること、活躍した内向型の偉人の紹介、外向型との関係性について、等々。
「内向型」と聞くとどこかネガティブな印象をもっていた自分が、「内向型」について正しい知識を得ることができ、どう活用していくかを前向きに考えるきっかけとなった本です。
また、「内向型」は人口比でいうと少数派だとしても、決して自分一人ではないという事実も、大きな勇気になったと感じています。
「内向型」について正しい認識や勇気を与えてくれる1冊です。
著者のスーザンケインさんがTEDで講演してる動画がYouTubeで公開されていますので、もし興味がありましたらご覧いただければと思います。
⑥:仕事も人間関係も「すべて面倒くさい」と思ったとき読む本
この本は自分自身が「内向型」について正確な認識をもっていなかった時期に読んだ本です。
「内向型」にもかかわらず、「外向型」になる方法を探し求めていた時期でもあります。
自分の気質と異なる方向に進もうとしていたため、精神的にも肉体的にも疲労がたまっていたのかもしれません。
本書を読むことで、自分は自分のままでいいんだ、と心から実感できました。
今思えば、「内向型」の自分を受け入れる下地になっていたのかもしれません。
また、具体的な考え方で「今に集中する」ことや、「体の感覚に意識を向ける」ことなどが紹介されていますが、「マインドフルネス」や「瞑想」につながる効果もあったのかとも考えています。
読んだ後にほっとする気持ちや自分自身を受け入れる気持ちになれる1冊です。
⑦:仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本
成功する人、成功しない人。
お金持ちになる人、お金持ちにならない人。
パートナーと愛し合える人、愛し合えない人。
うまくいく人とそうでない人とでは、決定的な違いがあります。
うまくいく人は、「目標」のほうに焦点を当てています。
うまくいかない人ほど、「人」の方に焦点を当てています。
この考え方を知ることができただけでも、この本を読んでよかったと考えています。
この本を読んだ当時は、「内向型」についての知識を持っていませんでしたが、内向型は外部刺激に高反応だからこそ、どこに意識を向けるかが重要だと感じます。
周りの人全ての期待に応えようとしていたら、一気にエネルギーがなくなってしまいますし、現実的でもないでしょう。
この本では以下の点もポイントとして紹介されています。
・「今」の感情を大切にする
・自分が「ラク」と感じる距離をとればいい
・どんな状況にある自分も否定しない
近年注目度が上がってきている「マインドフルネス」や「セルフコンパッション」、「瞑想」などにもつながる要素が数多く含まれています。
自分なりの解釈ではありますが、本書内で紹介されている考え方の多くは、内向型にとって特に効果が大きい考え方だと考えています。
⑧:90秒で好かれる技術
この本は人に好感を持たれるコミュニケーションの方法についてまとめられている本です。
「好かれる」というタイトルですが、決して相手に迎合する方法ではなく、自分が相手に好かれる行動を実践していく姿勢や考え方が紹介されています。
内向型は多数の人と浅い関係を築くよりも、親しい間で深い関係を築くのが好きという特徴があります。
ただ、コミュニケーション「スキル」を学んでおき、必要な場面で適宜活用できるようになってくことは大切ではないでしょうか。
実際にこの本の中で紹介されているスキルを使うかどうかは別として、いざ活用したい時のためにコミュニケーションスキルを学んでおくことは効果的と考えています。
⑨:成功する人は心配性
この本を初めて読んだ当時は気づきませんでしたが、「心配性の人」≒「内向型の人」ではないかと考えています。
内向型と外向型の特徴を知ってから改めて本書を読むと、内向型にとって効果的な考え方やエッセンスが盛り込まれていると強く感じます。
・魔法の言葉「~と自分は考えている」でメタ認知を手に入れる
・適切なセルフイメージを持ては、チャレンジできる
・「やらなきゃいけない」は「やれることがある」と言い換える
・「思い込み」は心配性の最大の敵
・相手の気持ちを自分勝手に想像しない
・不安を行動力に変える超準備術
本書のテーマは「心配性」の人がどう考えれば行動につながるかがメインテーマとして書かれていますが、「内向型」の人と置き換えて読んでみても違和感がない内容と感じます。
⑩:幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
この本は100万部を超えるベストセラーとなった「嫌われる勇気」の続編です。
アドラー心理学とは何か、青年の具体的な質問に哲人が答えていく形式で話が進められていきます。
対話形式というスタイルをとっているため、情景をイメージしやすく内容が理解しやすくなっています。
アドラー心理学の考え方も多くの気付きを与えてくれますが、
われわれが語り合うべきは、まさにこの一点、「これからどうするか」なのです。「悪い あの人」などいらない。「かわいそうなわたし」も必要ない。
この観点を知れたことが本書を読んで最も大きかった点と感じています。
内向型の人は、場合によっては周りの影響を大きく受けすぎたり、自分を責めてしまう可能性が高いと感じます。
ただ、「内向型」の自分の特性をどう活用していくかこそが大切なのではないでしょうか。
「内向型」の特徴を理解してから、アドラー心理学の考えに触れるとより大きな効果があると考えています。
先述した「内向型を強みにする」や「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」を先に読んでから、本書を読む流れもおすすめです。
また、「嫌われる勇気」も併せて読むことで、より本書の内容を理解することができると感じます。
まとめ
1冊の本との出会いが、ある人の人生を変えることがあると言われます。
さらに言えば、1冊の本の中の「たった1つの考え方」だけでも、ある人の考え方や行動、人生を変えるのではないかと考えています。
今回紹介した10冊の本に限らず、少しでも興味を抱いた本がありましたら、ぜひためらわずに購入してみるのがよいかと思います。
もし内向型のあなたがピンとくるものがあった本であれば、きっとそこには多くの価値がつまっているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!