こんにちは♪しゅはりんです。
「ニーバーの祈り」をご存じですか?
「ニーバーの祈り」という言葉は聞いたことがなくても、その考え方はテレビや本などで紹介されることも多いため、聞いたことがあるかもしれないですね。
過去を気にしたり、周りの人の視線が気になったり。
もしそのようなことがよくあるなぁと感じる場合、「ニーバーの祈り」の考え方はとても参考になると思います。
ニーバーの「祈り」といっても、信仰色が強いわけではなく、具体的に活用できる考え方なので安心してください♪
「ニーバーの祈り」とは
以下のフレーズをどこかで目にしたり、耳にしたことはありませんか?
God, grant me
the SERENITY to accept the things I can not change;
COURAGE to change the things I can;
and WISDOM to know the difference.
神よ、与えたまえ。
変えられないものを受け入れる平静な心を、
変えられるものを変えていく勇気を、
そして、その両者を見分ける知恵を。
読書猿 『問題解決大全』フォレスト出版株式会社より引用
これが「ニーバーの祈り」や「平静の祈り」と知られる考え方です。
ポイントとしては、大きく分けて
・「変えられないもの」を受け入れること
・「変えられるもの」を変えること
・「変えられられないもの」と「変えられるもの」を見分けること
になります。
そして以下のように言い換えることもできるかと思います。
「変えられないもの」= 自分がコントロールできない部分
「変えられるもの」= 自分がコントロールできる部分
自分がコントロールできる部分に着目し、自分がコントロールできない部分は受け入れる。
この視点は今後ますます大切になってくると感じます。
自分がコントロールできる部分に注目して、自分がコントロールできない部分は受け入れる3つの効果
心の平穏を保てる
まずは「心の平穏を保てる」ことが、大きな効果の1つと考えています。
自分がコントロールできる部分に着目して変えようとする時に、うまくいかないことや障害があっても、それは「良いストレス」になるでしょう。
創意工夫するためのきっかけとなってくれる効果もあると感じます。
一方で、自分がコントロールできない部分を無理やり変えようとしている場合、かなりのストレスを抱えてしまうでしょう。
他人が自分の期待する通りの行動をしてくれなかった、天気が雨だった、過去の選択を変えたい、などなど。
「自分がコントロールできない部分」なので変わる可能性も低く、かなりのストレスとなってしまうでしょう。
自分がコントロールできる部分に着目して行動していることで、良い精神状態や心の平穏を保ちながら行動できると感じます。
時間の有効活用につながる
「自分がコントロールできる部分」に着目していると、具体的で効果的な対策をとることにつながると感じます。
「自分がコントロールできない部分」を無理やり変えようとしても、変えることができず、時間だけが過ぎてしまう危険性が高いでしょう。
結果的に、「自分がコントロールできる部分」に着目して行動することは、本当に必要な部分に時間を使えることにつながり、時間の有効活用につながるのではないでしょうか。
エネルギーの有効活用につながる
自分がコントロールできる部分に着目して行動していると、試してみた結果がどうであれ、充実感を持って行動できるでしょう。
しかし、自分がコントロールできない部分に着目して無理やり変えようとしていると、余計なストレスの原因になってしまうでしょう。
自分が平穏な気持ちを保ちながら行動している時と比べて、かなりのエネルギーを必要とするのではないでしょうか。
内向型は「外部刺激に高反応」という特徴があります。
全ての刺激に同じように着目していたら、すぐにエネルギーもなくなってしまいますし、優先度や重要度を考えないで全てに全力で着目するのも現実的ではないですよね。
内向型ほど、「ニーバーの祈り」の考え方を活用して、エネルギー量をコントロールしながら行動していくことが大切と感じます。
まとめ
自分がコントロールできる部分に着目し、自分がコントロールできない部分は受け入れる。
心の平穏や、時間・エネルギーの有効活用につながりますので、
ぜひ「ニーバーの祈り」の考え方を活用してみていただければと思います。
まずは、「自分がコントロールできる部分はどこか?」という質問を、1日に1回でも自分にしてみるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
また、「自分がコントロールできる部分」のひとつの「考え方」について、下記記事で関連する内容を紹介してますので、もしよければ読んでみてください♪
参考文献
「ニーバーの祈り」は、この本でも紹介されています。
「ニーバーの祈り」以外にも、「問題解決」の考え方はもちろん、思考法のヒントを数多く知ることができる1冊です。
実際に活用するかどうかは別として、色々な思考法をいつでも使えるように知っておくことは効果的ではないでしょうか。
もし興味がありましたら、読んでみてください♪
目次をマインドマップでまとめてみましたので、
併せてご覧いただければと思います♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!