こんにちは♪しゅはりんです。
当ブログでは、「内向型」にとって有益な情報を「マインドマップ」の形で整理して、お届けすることをコンセプトとしています。
今回は、内向型こそ大切にしたい「ニハチの法則」とはというテーマについて、まとめてみたいと思います。
早速ですが、当記事の内容をマインドマップにしてみました。
「ニハチの法則」とは
あなたは「ニハチの法則」をご存知ですか?
ニハチは”2:8”を指しています。
他の言葉で、「20:80の法則」、「パレートの法則」と表現されることもあります。
有名な法則なので、おそらくよく耳にするのではないでしょうか。
もともとイギリスの経済学者のヴィルフレド・パレート氏が提唱した考え方で
「顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげている」
という法則です。
そしてこの法則は経済においてだけでなく、社会現象や自然現象の多くの場面にも当てはまるといわれています。
なぜ内向型こそ「ニハチの法則」を大切にしたいのか
この「ニハチの法則」は、以下の組合せも成り立つでしょう。
「2割の習慣が、8割の成果を生み出している」、「2割の行動が、8割の成果に結びついている」
内向型は外部刺激に高反応なため、エネルギーを消費しやすい。
だからこそ、エネルギーの投入個所や投入方法を厳選することが大切になると考えています。
全ての行動に全エネルギーを注ぐのは内向型にとって現実的ではないでしょう。
また、「ニハチの法則」でいえば、全ての行動にエネルギーを注いでも効率が悪いでしょう。
内向型のエネルギーを消費しやすいという特徴は、「8割の成果を生み出す2割」だけにエネルギーを集中することを本気で考えさせてくれるのではないでしょうか。
「ニハチの法則」がもたらす3つの効果
「ニハチの法則」を大切にすることで、特に内向型にとって大きな3つの効果があると考えています。
・完璧主義の防止
・質問の習慣
・自分の行動の見直し
完璧主義の防止
完璧主義とは、全てのことに全力で当たる考え方のことを指します。
高い目標を設定して達成しようと考えることが効果的な場面があるかもしれません。
ただ、完璧を目指すほどいつまでも完成しなかったり、途中で燃え尽きてしまう可能性も高いと言われています。
内向型にとっても、最適な方法とは言えないでしょう。
「ニハチ」の法則はこのような完璧主義に陥ることを防止してくれます。
全ての要素に対して全力で行動するのではなく、8割の成果を生む2割の要素に集中して取り組む。
「ニハチの法則」によって、「完璧主義」ではなく、「最善主義」の意識で行動することにつながります。
質問の習慣
「ニハチの法則」を大切にすることは、
「これは8割の成果を生み出す2割の考え方・行動か?」
この質問を自分に問いかける習慣につながります。
2割の要素ではないと感じた場合は、余計な手間や時間を消費することを防げますし、2割の要素だと感じれば、どのような成果につながるかをより意識しながら行動することにつながるでしょう。
それまでなんとなく行っていた行動に意識的になれたり、自分の行動を客観視する効果につながることも大きいでしょう。
自分の行動の見直し
「ニハチの法則」を大切にすることで、下記のような行動につながると考えています。
・成果につながらない考え・行動の時間は減らしていく。
・成果につながる考え・行動の時間を増やしていく。
・成果につながる考え・行動からとりかかる。
成果につながる2割の考え・行動は何かを意識していることで、自分の行動を見直す意識が生まれるでしょう。
自然と「重要度」や「緊急度」を考えて考え・行動を取捨選択する姿勢につながる。
「ニハチの法則」を大切にすることは、意識や行動にこのような変化をもたらしてくれると考えています。
8割の成果を生む「2割」の具体例
内向型にとって特に、8割の成果を生む「2割」の具体例について紹介したいと思います。
何が「2割」の考え・行動に当たるかは、人や状況、環境などで変わってくるでしょう。
あくまで、アイデアの一つとして参考にしていただき、「2割」の考えや行動として機能しそうであれば、活用していただけると幸いです。
各項目毎の詳細な説明は別途、カテゴリー「ニハチの法則」で紹介予定です。
まずは、選択肢のひとつとして知っていただくために、以下で概略を紹介します。
読書でのインプット
「読書」は改めてここでいう必要がないほど、多くの効果があるでしょう。
多くの時間やお金をかけて著者が体験したことを、少しのお金と時間でインプットすることができる。
費用対効果の面で考えても、とても効率がよい行動のひとつでしょう。
また、読書は内向型にとって刺激レベルもちょうど良いと言えます。
自分が読みたいときに自分のペースで情報をインプットでき、多くの知識や情報を自分のものにできる。
読書でのインプットは「2割」の要素と言えるのではないでしょうか。
人に教える
人に教えることは、もちろん相手のためになりますが、何よりも自分自身のためになる行動でしょう。
勉強する際にインプットだけするよりも、学んだ内容を人に教えたり説明することで、より記憶に定着しやすいと言われています。
また、アウトプットを前提としたインプットの習慣にもつながるでしょう。
ただインプットすることが目的ではなく、誰かに説明するとしたらどう説明するかを意識しながらインプットするようになる。
人に教える必要があるかどうかで、インプットの時のこれも記憶に定着しやすい理由のひとつなのかもしれないですね。
人に教えることで相手から感謝される機会が増え、貢献できているという意識や実感につながる効果も大きいと考えています。
マインドマップの活用
マインドマップを活用することも「2割」の要素と考えています。
マインドマップでノートをとったり、考えを整理することで、多くの効果に自然とつながるでしょう。
※詳細な説明は別の記事で紹介予定です。
また、マインドマップは内向型にとって多くのメリットがあると考えています。
以下の記事でまとめていますので、良ければ読んでみてください。
セルフコンパッションの向上
セルフコンパッションを高めることも「2割」の要素と考えています。
セルフコンパッションとは、一言でいうと「自分を受け入れる意識」のことです。
思考や行動の内容や注意点は異なりますが、この「自分を受け入れる意識」が高い状態で行動できているかどうかで、プロセスや結果も大きく変わってくるでしょう。
そして内向型にとって、セルフコンパッションを高めることは何よりも先に行うことと考えています。
理由を以下の記事でまとめていますので、良ければ読んでみてください。
習慣化
習慣化も「2割」の要素と考えています。
それも特に、内向型にとってより効果が大きいでしょう。
内向型は外部刺激に高反応という特徴からエネルギーを消費しやすい特徴があります。
習慣化することにより、意志の力を使わずとも行動できるようになれば、
エネルギーの節約につながるでしょう。
成果につながる行動を習慣化して、エネルギーをそれほど使わずに実践していくことができれば、中長期的に大きな効果があるでしょう。
「習慣化」については、別の記事で詳しく紹介予定です。
「守破離」の活用
「守破離」という言葉をご存知でしょうか。
もともと剣道や茶道などで、修行における段階を示したものです。
・守:型を忠実に守る段階
・破:自分なりに創意工夫してみる段階
・離:型から離れて自分なりの理論を実践する段階
まず最初はその道で成果を出している人の考え方を参考して実践してみて、次の段階で自分なりのアレンジを入れていく流れは、より早く確実に成果に到達する方法の一つでしょう。
また、現在はネットでも無料で多くの情報を入手することができます。
内向型は特に、内向型向きの考え方や方法論を参考にすることも重要だと考えます。
自分の性質に合わない方法で無理やり試してみてもなかなかうまくいかないでしょう。
「守」で参考とする、おすすめの考え方や情報は別の記事で紹介予定です。
思い込みやバイアスの理解・注意
思い込みやバイアスについて理解し、注意することも、「2割」の要素でしょう。
誰でも多かれ少なかれ、思い込みやバイアスがあるでしょう。
どのようなバイアスの種類があるのかを理解しておくことや、「もしかしたら自分はバイアスにとらわれているかもしれないのでは?」と常に自分を客観視すること。
これらの姿勢が大切と考えています。
思い込みやバイアスによって、変に行動するのをためらってしまったり、間違った方向に行動してしまったら、いくら行動力があっても、間違った場所にたどりつくだけですよね。
バイアスの種類については、別の記事で紹介予定です。
クリティカルシンキングの実践
クリティカルシンキングをご存知でしょうか。
日本語に訳すと、「批判的思考」となります。
これは、「本当にそうか?」と疑問を大切にする姿勢です。
みんなが良いと言っていることだが、本当にそうなのか?これまで継続して実施されてきたが本当に必要なことなのか?
このように、当たり前と言われていることでも一度、本当にそうか?と疑問を持ってみる姿勢も「2割」の要素でしょう。
思い込みやバイアスを防止する効果もあるでしょう。
クリティカルシンキングがおすすめな理由を、以下の記事でくわしくまとめていますので、良ければ読んでみてください。
成長マインドセット
成長マインドセットとは、自分の努力や選択次第で、いくらでも成果は伸ばせるという考え方のことです。
逆に、才能がないと成果につながらないと考えたり、従来の方法にとらわれてしまっている考え方は、硬直マインドセットと表現されます。
成長マインドセットは、
例え試してみて結果につながらなかったとしても、他のやり方であればうまくいくかもしれないと考え、何度も試してみる。
効果的な方法で試行錯誤していれば、いずれ結果が伴う可能性が高いでしょう。
これも「2割」の要素と考えています。
どんなに才能があっても、あきらめてしまったら結果につながることはないですよね。
ワーキングメモリの強化
ワーキングメモリをご存知でしょうか。
簡単に言うと、何か考えたり作業する時の、脳の作業領域のことを指します。
この領域が広いとスムーズに作業することができると言われています。
大きな机で作業した方が、効率よく作業できることと同じと言えるでしょう。
ワーキングメモリを日ごろから鍛えておくと、何を学ぶ際にも効率的に学ぶことができるようになると言われています。
全ての学びの土台となるんですね。
まさに大きな成果につながる「2割」の要素と言えるでしょう。
ワーキングメモリの鍛え方など、詳細については別の記事で紹介予定です。
「言い換え」能力の向上
「言い換え」能力を向上することも、「2割」の要素と考えられます。
「言い換える」と一言で言っても、多くのパターンがあります。
・難しい言葉を簡単な言葉に言い換える。
・抽象的な言葉を、具体的な言葉に言い換える。
・わかりづらい話を、たとえ話を使ったわかりやすい表現に言い換える。
自分一人で考える際も、人に何かを伝える際も、言い換えることによって理解が深まったり、言い換えようとすること自体、大きな効果があるでしょう。
言い換えることは言語能力を必要とします。
そして、言語能力の高さは多くの場面で重要となってくるでしょう。
どのような言葉を使うか、どのように考えるか、どのような言葉や表現を使って伝えるか。
その選択によって、達成される成果も大きく変わってくるでしょう。
「言い換え」能力の詳細については別の記事で紹介予定です。
その他の「2割」の要素について
上記で紹介した「2割」の具体例はあくまで一例です。
何が「2割」の考え・行動に当たるかは、人や状況、環境などで変わってくるでしょう。
「2割」の考え・行動については適宜、カテゴリー「ニハチの法則」で紹介していきます。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
8割の成果を生む2割の考え方や行動はなにか?
この質問を自分に自分に問いかけること自体も、「2割」の考え方・行動でしょう。
また、一度問いかけて終わりではなく、常日頃問いかけ続けることも大切でしょう。
それまでは8割の成果を生み出す2割の考え方や行動だったが、いつのまにか8割の成果を生み出す「2割」の考え方・行動ではなくなっていた。
このようなことは、いつでも起こり得るでしょう。
スマホやインターネット全盛の現在、時代の流れは年々スピードを増しているように感じます。
だからこそ、「8割の成果を生む2割の考え方や行動はなにか?」を常日頃自分に問いかけ、考えや行動を改善していく意識・習慣が今後ますます重要になってくると考えています。
当ブログでは、内向型向けの情報を定期的に発信していますので、たまにのぞきにきてもらえるとうれしいです。
それでは、また (^^)。♪
問い合わせ
お問い合わせは、下記必要事項を記入して送信してください。